テクニファイバー X-ONEバイフェイズでHEAD IG プレステージMIDとタッチ プレステージMIDを比べてみた!感想・レビュー・評価




どうもスポスペです。

懐かしいラケットを見つけたので今回も打ち比べしてみました。

プレステージシリーズから一旦は姿を消したラケットが使いやすくなって復活したので比べてみたいと思います。

今回はこちら!

ヘッド IG プレステージ ミッド
ヘッド タッチ プレステージ ミッド

HEADの昔からのユーザーからしたら「なんでMIDが無くなったんだ!」って感じてしまうほど、プレステージの真骨頂と呼べるラケットを比べてみました。

はっきり言って昔のプレステージと言えばHEADユーザーでなくても使っているだけで「おっこの人強いんじゃないか?!」って思われるほど上級スペックなラケットのイメージですよね。

今のラケットラインナップは、ちょっとテニスが出来るプレーヤーをターゲットにしているのか、使いやすさを求めた感じであまり好きではありません。

はっきり言って「S」や「REV PRO」が登場した時は、「プレステージの威厳が無くなったな・・・」って思いました。
そして憧れも無くなりましたね。個人的な感想ですよ。もちろん・・・

それでもタッチシリーズで限定ながら「MID」が登場した時は、「お!遂に昔を思い出したかHEADよ!」
って思っちゃいました。

なので、今回たまたま見つけたこのラケット!

IGシリーズのプレステージMIDとタッチシリーズのプレステージMIDを比べてみたいと思ったのです。

名前の「MID」は一緒でもスペックが違うので比べるのが凄く楽しみでした。

≪ラケットスペック IG プレステージMID≫
●ヘッドサイズ:93平方インチ
●重量:330g
●バランスポイント:310mm
●ストリング:18x20
●フレーム厚:19mmフラット

≪ラケットスペック タッチ プレステージMID≫
●ヘッドサイズ:93平方インチ
●重量:320g
●バランスポイント:310mm
●ストリング:18x20
●フレーム厚:20mmフラット

比べた感想と評価

ばっちりIGプレステージの方が硬かった!

まぁ予想通りですね。

そもそもフレームに使われてる素材が全然違うんですから当たり前ですが。

IG(インネグラ)とグラフィンではそもそものコンセプトが違うので、打球感は全くの別物になってました。

IGプレステージの方ですが、芯を捕らえた時の打球のノビと重さが全く違うと言っていい程、タッチプレステージには無い感触と打ち応えを感じました。

同じ様なスピードのサーブやリターンでも、相手のプレーヤーが「IGの方がリターンしずらい」と嘆いてました。

使用する人によって全く変わってくる部分ではありますが、「威力」だけでみると昔のラケットの方が、打球に重さを乗せやすいのかもしれません。

単純にIGのラケットは、プロスタッフRF97並に重いからってのもありますが、それでもフレームが19mmフラットな事もあり、打った時のフレームのしなりが凄い踏ん張ってくれている感じがします。

ここの踏ん張り感はタッチプレステージにはそれほど感じられなかったです。
使いやすさを重視した20mmフラットの設計は、使えるユーザー幅を上げる為のものでしょうね。

そして反対にタッチプレステージMIDは、使いやすさを考えられているのか、硬いけど打ちやすい!って思いました。

手に伝わってくる衝撃はIGよりも柔らかくて疲れにくいのではないかと思いましたし、少なからずIGよりも飛ばしやすかったです。

両方ともコントロール面は安定しており、面ブレもしにくい安定感があります。

面の中心で打った時の「ボール打った?!」ってくらいスコンとリターンできる爽快感と感触はさすが!って思いましたね。

少なからずXTシリーズにあったREV PROじゃ感じられない爽快感です。はっきりって軽すぎるラケットですよね。
あんなのMIDサイズのラケットじゃないって思ってました。

話それましたが、プレステージMIDを使いこなすのは、はっきり言って難しいのはよくわかりました。

変にテニスが出来ても、面をしっかりと捕らえなければ、自分のテニスの質が落ちてしまうことも実感しました。

この辺は93平方インチのラケットらしい難しさがあります。

少し面の中心を外すと相手にチャンスボールがいくハメになります。っていうか、なりました。

この辺がプレステージMIDの難しさなんでしょうね。

そしてグロメットの形状の違いにも違和感がありました。

このフレームを覆っているか・いないかだけの違いで、スイングのしやすさが違った感じがしました。
個人的にスイングした時の空気抵抗感が、タッチの方が少ない感じです。

このような影響を想定しているのかは判りませんが、フルキャップの方は「ブンッ」て感じですが、タッチの方が「シュッ!」って感じに振れている気がします。

重量感が全く違うので、参考になるかはわかりませんが、個人的な感想です。

難しいラケットなのは改めて実感することができましたが、それでも楽しくテニスはできたので、興味のある方は一度使ってみてはどうでしょうか。

難しさが面白くなってきますよ!

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テクニファイバー X-ONEバイフェイズ 1.24mm

≪商品詳細≫

メーカー テクニファイバー
展開ゲージ 1.18mm/1.24mm/1.30mm
構造 マルチフィラメント
素材 ナイロン、ポリウレタン
カラー ナチュラル

 

≪レビュー≫

プレステージに使用したので、テンションは緩めの47ポンド、ゲージは1.24mmを使用しました。

使用したラケットが良かったのか、打球感は凄くマイルドでした。

反発性があるX-ONEですが、プレステージみたいな硬いラケットに張ると反発性よりも打球感の柔らかさが際立ちます。

面の中心を捕らえた時のフィーリングも良く、衝撃吸収性も高い印象です。
無駄な振動をガットが軽減してくれている感じですね。

そして食い付きも抜群で、すごい面に乗ってる感じでコントロールしやすくショットに安定感があり、安心しました。
しっかり振れていればある程度の時間は、難しいラケットでも疲れにくいです。

逆にデカラケなんかに使用したら、反発性が飛び抜けて出てきそうですが、それはそれで楽なテニスがしやすそうな印象です。

今回はX-ONEバイフェイズを使用しましたが、違うマルチガットだとまた印象が変わりそうですね。

なんだかんだと高級マルチガットと言われるだけの性能だったと個人的には思います。

ガット単体で見ると、使いやすいと思います。

しかし、スピンを多用するプレーヤーは、このガットだとすぐ切れると思うので注意です。

マルチガットは、フラットに打てる人が一番耐久性が出ると思いましたね。

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