どうもスポスペです。
今回も打ち比べしてみました。
ガットの性能も確かめつつ、昔のラケットと今のラケットを比べるのが意外と違いが判って楽しかったので今後も続けていけたらと思います。
そして今回、検証に使ったのはこちら!
ヘッド リキッドメタル ラジカルMP
ヘッド タッチ ラジカルMP
HEADのラジカルシリーズの中でも人気が高かったリキッドメタルです。
昔からのHEADユーザーからしたら「オッ!」って思ってもらえるかもしれませんね。
アガシがラジカルOSを使用しており、ヘッドサイズ107の方もかなり人気がありました。
そして、リキッドメタルを知っている人は、現行のラジカルはラジカルじゃない!って思う人も多いでしょう。
はっきり言って、その通りだと個人的には思っています。
この時代のHEADは「硬い・飛ばない」で有名でしたし、それがHEADらしかったと思っています。
そんな時代のラケットと2018年のラケットを比べたらどうなるか試しました!
≪ラケットスペック リキッドメタル ラジカルMP≫
●ヘッドサイズ:98平方インチ
●重量:295g
●バランスポイント:325mm
●ストリング:18x20
●フレーム厚:21mmフラット
≪ラケットスペック タッチ ラジカルMP≫
●ヘッドサイズ:98平方インチ
●重量:295g
●バランスポイント:320mm
●ストリング:16x19
●フレーム厚:20mm-23mm-21mm
比べた感想と評価
ラケットの性能差を考えれば、やっぱり全く別物のラケットになってしまってますね。
「ラジカル」と同じ名前でもここまで違うのか!ってくらい違いました。
リキッドメタルのラジカルMPは、「叩いて攻撃するラケット」であり、使用者を限定してしまうラケットですね。
中級者以上でないと全く使いこなせないです。
スペック的には使いやすい重さとバランスでありながら、フレーム厚とストリングパターンが初心者には向かないラケットです。
はっきり言って、全力で打ち込めてめちゃくちゃ楽しかったです!w
ここまで振り抜いてINできるんだ!って思える爽快感は、やはり昔のラケットであり、飛ばない・硬いといったフレーム剛性がモノを言いますね。
しっかり打球を捕らえないと全く飛ばずに衝撃がすごく腕に来ました。
捕らえた時の感触は最高に気持ち良く打てますね!
そしてタッチラジカルMPは、凄く使いやすい!って思えるほど簡単なラケットに感じてしまいました。
なんせ柔らかく感じましたし、衝撃吸収能力も段違いで疲れにくいのが印象的でした。
ラジカルがこんなに簡単に打てていいのか?!って思うほど打ちやすく、ボレーもしやすくスピンもガンガンかけれます。
少しテニスが出来るようになってきたプレーヤーからでも使えるのではないでしょうか。
特に昔のラジカル程の癖も無く、安定したショットが打ててミスしにくいラケットです。
そこそこに攻めれて守りもOKって感じにまとまったラケットの印象ですし、使いやすくて申し分はまったくなかったです。
反発系のラケットと違った感じの安定感がありますね。
個人的な評価としては、ガンガン攻めれて、少し難しくても難解な回答を求められて、それを解いていくような、自分のプレーの質が求められるラケットって感じでリキッドメタルのラケットの方が楽しかったです。
勝つか負けるかの大会で、そんなことを楽しんでいてはダメなんだとは思いますが・・・
気持ちよく打てた時の感動は、少し難易度のあるラケットを使っているからこそなのかもしれませんね。
それとは別に、勝つことを考えた場合は、昔のラケットよりも現行のラケットの方が向いていると再確認できた感じです。
やはりタッチラジカルMPは、プレーヤーをあまり限定すること無くセレクトでき、プレーの内容も幅広く組み立てる事ができる少しオールラウンダー向きになっているラケットではないでしょうか。
使いやすく攻めやすいラケットとしての認識では、タッチ ラジカルMPの方をオススメします。
ガッツリと攻めたい攻撃的なテニスをしてみたいなら、中古でもいいのでリキッドメタルラジカルを使ってみてはいかがでしょうか。
現行の機種を使ってた人からしたら、「えっ!飛ばねー!」って思うくらい、しっかり打たないと使えませんよ。w
HEAD リンクス エッジ 1.25mm
≪商品詳細≫
メーカー | ヘッド |
展開ゲージ | 1.25mm |
構造 | モノフィラメント |
特徴 | 多角形ガット |
カラー | ブルー |
≪レビュー≫
普通のリンクスを単なるスピンガットにしただけだと思っていましたが、意外と印象は別物でした。
普通のリンクスよりも取っ掛かりがあるだけに、しっかりと食い付く感触もあり、それでいてパワーは損なわれていない感じでした。
リキッドメタル ラジカルの方に張った感じは、特にスピンの効果はラケットのストリングパターンが細かいのであまり感じられませんでしたが、多角形な分、意外と食いつきが良かったです。
フレームのしなりを活かし、ノッたボールをしっかりとパワーで押し出す感じで意外とマッチしているのでは?!って思いました。
意外とフラットな厚みのラケットには合わないのでは?って思いましたが、意外とフラット系でも使えるんだって感じましたね。
そのかわり、グリグリのスピンが打てるわけではなかったので、多角形の特徴が違うベクトルを向いて効果を発揮した感じがします。
タッチ ラジカルの方では、また違った印象となりました。
弾いてスピンがめちゃかかる!
こっちのラケットでは、多角形ストリングの特徴であるスピン性がモロに出ました。
グィッて持ち上がるスピン感じでスピンが打てるので、コート内に収めやすかったですね。
フレームの特徴によって意外な変化があったのが面白かったです。
ラフ系ストリングではよくある感じですが、多角形ストリングでこの印象は珍しいのではないかと思いましたね。
コントロール系ラケットには、ガットの性能が100%出るわけではないかもしれませんが、ゲージが細めな割にコントロール性も悪くなく、意外とハマった感じです。
逆に少し反発性があるラケットには、しっかりとスピン性を発揮して、まとまった感じのガットになっているのではないでしょうか。
タッチ ラジカルを使用したからなのか、コントロール面はそれほど悪くなかったです。
ピュアドライブとかに張ると、スピン性がさらに増してコントロール面がダウンしそうな感じがします。
ラケットの種類によって、意外と変化するガットな印象なので、参考にしてみて下さい。
値段も2,600円とそれほど高いストリングではないと思いますので、一度試してみてはどうでしょうか。